ハード&メタル・パラダイス

大好きなHR/HM系の作品を中心に手当たり次第にご紹介して参ります。

'80年代の作品。

#63: RATT 【REACH FOR THE SKY】('88)

「HR/HM」が世界的な大ブームを巻き起こしていた'80年代後半、'88年に発表された4thアルバム。 この頃の彼らは、最先端を突っ走っているというよりは何とか先頭集団に食らいついているといったイメージでしたが(苦笑)、しかしシーンに与える影響はまだまだ…

#62: RATT 【DANCING UNDERCOVER】('86)

個人的には最高傑作に挙げたい'86年発表の3rdアルバム。 前作は出来は悪くないものの今一つインパクトに欠けた気が致しますが、本作は楽曲が一気に洗練化、「'80s メインストリームHR/HM」の傑作盤と言って差し支えないかと思います。 中でも特に前半が充実…

#61: RATT 【INVASION OF YOUR PRIVACY】('85)

'85年発表の2ndフルレンス・アルバム。 前作に引き続き大ヒットを記録するものの、楽曲の粒が揃っていた1stフルレンスと比較すると全体的にインパクトは弱め?! とは言え独特の小気味良いドライヴ感を伴う、俗に言う『RATT N' ROLL』は健在で、①『YOU'RE …

#60: RATT 【OUT OF THE CELLAR】('84)

'84年発表1stフルレンス・アルバム、邦題【情欲の炎】。 LAメタルを代表する超名曲③『ROUND AND ROUND』はここに! その他小気味良い⑥『LACK OF COMMUNICATION』やリメイクされた名曲⑦『BACK FOR MORE』を始め、①『WANTED MAN』、②『YOU'RE IN TROUBLE』、⑨…

#59: RATT 【RATT (EP)】('83)

『LAメタル・ムーヴメント』の隆盛をMOTLEY CRUEと共に牽引したのは間違いなくこのRATTでございました。 '83年発表自主制作1stオリジナルEP。 この頃の彼らのサウンドはなかなかゴリゴリの逞しいHMで、名曲①『SWEET CHEATER』を始め、その名の通りタフな②『…

#49: MOTLEY CRUE 【DR. FEELGOOD】('89)

時代を巧みにリードする彼らが(もうええわ。)、洗練度MAX、彼ら流スタジアム・ロックの最高峰に到達、'89年発表の大傑作5thアルバムでございます。 プロデューサーは後に「時の人」となるボブ・ロック。 とにかく前作以上に楽曲の充実度がハンパない! ⑤『K…

#48: MOTLEY CRUE 【GIRLS, GIRLS, GIRLS】('87)

時代を巧みにリードする彼らがレザー・ジャケットに身を包み、グラム的なパーティー路線から硬派なバッド・ボーイ路線?にシフトした'87年発表の4thアルバム。 同時に楽曲の洗練度も格段にアップ、前作の『HOME SWEET HOME』に負けず劣らずの名バラード⑨『Y…

#47: MOTLEY CRUE 【THEATRE OF PAIN】('85)

時代を巧みにリードする彼らがアメリカン・バンドらしくR&R色を強めた'85年発表の3rdアルバム。 BROWNSVILLE STATIONの「ドンバマリ」のカヴァー②『SMOKIN' IN THE BOYS ROOM』はその最たる例でございましょう。 また、大衆的な名バラード⑤『HOME SWEET …

#46: MOTLEY CRUE 【SHOUT AT THE DEVIL】('83)

'83年発表の2ndアルバム。 よりソリッド、よりメタリックに進化した楽曲群は前作以上に充実。 とりわけ表題曲②『SHOUT AT THE DEVIL』は掛け値なしの名曲! その他、③『LOOKS THAT KILL』、⑦『RED HOT』、⑧『TOO YOUNG TO FALL IN LOVE』、⑨『KNOCK 'EM DEA…

#45: MOTLEY CRUE 【TOO FAST FOR LOVE】('82)

邦題【華麗なる激情】。 厳密に言えば、'81年の自主制作アルバムにちょこちょこっと?手を加えて、翌'82年に改めて発表された所謂メジャー・デビュー作。 彼らの記念すべき処女作であると同時に『LAメタル・ムーヴメント』の幕開けを高らかに宣言する、正に…

#38: QUEEN 【THE MIRACLE】('89)

'89年発表、13thオリジナル・アルバム。 後から思えばタイトルの『奇跡』とは実に意味深で、且つその言葉が持つ意味以上の力強いメッセージ性を感じずにはいられません。 如何にも「らしい」そのタイトル・チューン③『THE MIRACLE』、ハード&ストロングな④…

#37: QUEEN 【LIVE MAGIC】('86)

'86年発表。 同年6月から約2ヶ月間に及んだ『マジック・ツアー』と題されたヨーロッパ・ツアーの模様を収めたライヴ・アルバム。 厳密に言いますと、7月12日のウェンブリー、7月27日のブダペスト・ネップ・スタジアム、8月9日のネブワース・パークの3公演…

#36: QUEEN 【A KIND OF MAGIC】('86)

'86年発表、時は「世界的HR/HMブーム」の真っ只中。 しかし安易に時代に流される事なく自身らしさを貫いた、前作同様実にヴァラエティ豊かな12枚目のオリジナル・アルバムです。 また非公式ながら映画『ハイランダー』のサウンドトラックという特殊な状況下…

#35: QUEEN 【THE WORKS】('84)

'84年発表、11thオリジナル・アルバム。 前作のリアクションが今一つだった事からか、本来の路線?に軌道修正したかのようなヴァラエティに富んだ作風。 とは言っても一般リスナーが「QUEEN」というバンドに思い描く、所謂「フレディ・サイド」のオペラティ…

#34: QUEEN 【HOT SPACE】('82)

'82年発表の10thアルバム。 QUEENの音楽性は実に幅広いですが、本作はその末端に位置する作品と言って差し支えないかと思います。 前半はダンス&ファンク全開、個人的にはそのイメージから「ピコピコ・ポップ」なんて呼んでましたが、初めて聴いた時思わず…

#33: QUEEN 【GREATEST HITS】('81)

'81年発表、アルバム的には9th【FLASH GORDON】までを総括した、正に一家に一枚、グレイテスト・ヒッツ中のグレイテスト・ヒッツ・アルバムでございます。 発売当初は全世界で何と8種類ものヴァージョンがあったみたいなのですが、実は現在の国内盤CDは「…

#32: QUEEN 【FLASH GORDON】('80)

前作【THE GAME】と同年の'80年発表、同名映画のサウンドトラック。 QUEENの中では一応正式なオリジナル・アルバムとして認識されているらしいので「9thアルバム」という事になります。 しかし中身は思いっきり「サントラ」してて、Vo入りは基本的にトップ…

#31: QUEEN 【THE GAME】('80)

自身初の全米No.1ヒット・アルバムであり、自身初の全米No.1ヒット・シングルを輩出(しかも2曲も!)、そして自身初のシンセサイザー導入!・・・という「お初」尽くしの大ヒット8thアルバム、'80年発表。 全米No.1ヒット・シングルは、「プレスリー・スタ…

#12: AEROSMITH 【PUMP】('89)

大ヒットした前作の方向性を更に推し進め、完全に時代の流れに乗り切り完成させた、「エアロ流スタジアム・ロック」の決定盤、'89年発表の10thアルバム。 各楽曲の充実ぶりもさることながら、要所要所に配したSEも効果的に機能し、アルバム全体としての完成…

#11: AEROSMITH 【GEMS】('88)

古巣CBSコロムビアとの契約遂行の為に制作された'88年発表のマニアックなベスト・アルバム。 所謂「消化試合」的な作品でございます。 なかなかシビれる選曲ですが、本作の目玉は何と言っても【LIVE! BOOTLEG】('78)に収録されていたゴキゲンR&R③『CHIP A…

#10: AEROSMITH 【PERMANENT VACATION】('87)

前作の反省から大胆に売れっ子外部ライターを導入、「時の人」ブルース・フェアバーンをプロデューサーに迎え、正に万全の体勢で制作された'87年発表の9thアルバム。 その目論見は見事に当たりビッグ・ヒットを記録、③『RAG DOLL』、⑤『DUDE (LOOKS LIKE A …

#9: AEROSMITH 【DONE WITH MIRRORS】('85)

時代に再び求められオリジナル・メンバーで華麗に復活、'85年発表の8thアルバム。 そして復活1発目で見事にコケるというある意味珍しいパターン。 勢いが感じられるTHE JOE PERRY PROJECTの焼き直し?①『LET THE MUSIC DO THE TALKING』は抜群にカッコいい…

#8: AEROSMITH 【ROCK IN A HARD PLACE】('82)

Guにジミー・クレスポとリック・デュフェイを迎え入れ制作された、【美獣乱舞】という邦題が眩しい82年発表の7thアルバム。 エアロ史上最もマニアックとされている作品ですが、しかし出来はそんなに悪くありませんぞ。 とりわけ①『JAILBAIT』と②『LIGHTNING…

#7: AEROSMITH 【AEROSMITH'S GREATEST HITS】('80)

'80年に発表された初期エアロを総括するグレイテスト・ヒッツ・アルバム。 彼らの「第1次黄金期」を知るには最適だと言えるでしょう。 たとえ彼らのオリジナル・アルバムを全部持っていても、言わずと知れたTHE BEATLESのカヴァー⑨『COME TOGETHER』はアル…