ハード&メタル・パラダイス

大好きなHR/HM系の作品を中心に手当たり次第にご紹介して参ります。

オリジナル・アルバム

#64: RATT 【DETONATOR】('90)

'90年という時代柄か、最も大衆性に富んだ作風となった5thアルバム。 とは言いましてもRATTはRATT、良くも悪くも彼らの個性的なサウンドはそう大きくは変わりません。 まずイントロ①からなだれ込む②『SHAME SHAME SHAME』・・・というエキサイティングな展…

#63: RATT 【REACH FOR THE SKY】('88)

「HR/HM」が世界的な大ブームを巻き起こしていた'80年代後半、'88年に発表された4thアルバム。 この頃の彼らは、最先端を突っ走っているというよりは何とか先頭集団に食らいついているといったイメージでしたが(苦笑)、しかしシーンに与える影響はまだまだ…

#62: RATT 【DANCING UNDERCOVER】('86)

個人的には最高傑作に挙げたい'86年発表の3rdアルバム。 前作は出来は悪くないものの今一つインパクトに欠けた気が致しますが、本作は楽曲が一気に洗練化、「'80s メインストリームHR/HM」の傑作盤と言って差し支えないかと思います。 中でも特に前半が充実…

#61: RATT 【INVASION OF YOUR PRIVACY】('85)

'85年発表の2ndフルレンス・アルバム。 前作に引き続き大ヒットを記録するものの、楽曲の粒が揃っていた1stフルレンスと比較すると全体的にインパクトは弱め?! とは言え独特の小気味良いドライヴ感を伴う、俗に言う『RATT N' ROLL』は健在で、①『YOU'RE …

#60: RATT 【OUT OF THE CELLAR】('84)

'84年発表1stフルレンス・アルバム、邦題【情欲の炎】。 LAメタルを代表する超名曲③『ROUND AND ROUND』はここに! その他小気味良い⑥『LACK OF COMMUNICATION』やリメイクされた名曲⑦『BACK FOR MORE』を始め、①『WANTED MAN』、②『YOU'RE IN TROUBLE』、⑨…

#57: MOTLEY CRUE 【SAINTS OF LOS ANGELES】('08)

'08年発表、目下のところオリジナル・アルバムとしては最新作にあたります。 前作より約8年ぶり、オリジナル・メンバーでのスタジオ・アルバムとしては'97年の【GENERATION SWINE】以来ですから実に約11年ぶりとなる本作品は、かなり彼ららしいヴァイヴに満…

#55: MOTLEY CRUE 【NEW TATTOO】('00) 

トミー・リー(Dr)が脱退、そして元OZZY OSBOURNE BANDのランディ・カスティロを迎えて'00年に発表された8thアルバム。 結局'90年代は「迷走」しまくった彼ら、'00年代という新しい時代の幕開けと共に、やっとこさ僕らが待ってた「モトリー・サウンド」が帰…

#52: MOTLEY CRUE 【GENERATION SWINE】('97)

やはり「ヴォイス・オブ・モトリー」はヴィンス・ニールしかあり得ません。 ヴィンスが復帰し、オリジナル・ラインナップに戻った彼らが'97年に発表したオリジナル7thアルバムでございます。 当時僕らファンは狂喜したものでございましたが、肝心の内容はや…

#51: MOTLEY CRUE 【MOTLEY CRUE】('94)

ヴィンス・ニールを電撃解雇、そして元THE SCREAMのジョン・コラビをニュー・シンガーに迎えて制作された'94年発表の6thアルバム。 サウンドが当時で言う「モダン・パワーメタル」に様変わり、これまで時代を巧みにリードし続けた彼らが、初めてトレンド・…

#49: MOTLEY CRUE 【DR. FEELGOOD】('89)

時代を巧みにリードする彼らが(もうええわ。)、洗練度MAX、彼ら流スタジアム・ロックの最高峰に到達、'89年発表の大傑作5thアルバムでございます。 プロデューサーは後に「時の人」となるボブ・ロック。 とにかく前作以上に楽曲の充実度がハンパない! ⑤『K…

#48: MOTLEY CRUE 【GIRLS, GIRLS, GIRLS】('87)

時代を巧みにリードする彼らがレザー・ジャケットに身を包み、グラム的なパーティー路線から硬派なバッド・ボーイ路線?にシフトした'87年発表の4thアルバム。 同時に楽曲の洗練度も格段にアップ、前作の『HOME SWEET HOME』に負けず劣らずの名バラード⑨『Y…

#47: MOTLEY CRUE 【THEATRE OF PAIN】('85)

時代を巧みにリードする彼らがアメリカン・バンドらしくR&R色を強めた'85年発表の3rdアルバム。 BROWNSVILLE STATIONの「ドンバマリ」のカヴァー②『SMOKIN' IN THE BOYS ROOM』はその最たる例でございましょう。 また、大衆的な名バラード⑤『HOME SWEET …

#46: MOTLEY CRUE 【SHOUT AT THE DEVIL】('83)

'83年発表の2ndアルバム。 よりソリッド、よりメタリックに進化した楽曲群は前作以上に充実。 とりわけ表題曲②『SHOUT AT THE DEVIL』は掛け値なしの名曲! その他、③『LOOKS THAT KILL』、⑦『RED HOT』、⑧『TOO YOUNG TO FALL IN LOVE』、⑨『KNOCK 'EM DEA…

#45: MOTLEY CRUE 【TOO FAST FOR LOVE】('82)

邦題【華麗なる激情】。 厳密に言えば、'81年の自主制作アルバムにちょこちょこっと?手を加えて、翌'82年に改めて発表された所謂メジャー・デビュー作。 彼らの記念すべき処女作であると同時に『LAメタル・ムーヴメント』の幕開けを高らかに宣言する、正に…

#44: QUEEN + PAUL RODGERS 【THE COSMOS ROCKS】('08)

『QUEEN + PAUL RODGERS』がライヴ・アルバムのみに留まらず、オリジナル・アルバムを発表したのは嬉しい驚きでございました。 '08年発表、唯一の作品。 基本的な音楽性は一般的な「QUEEN」のイメージにあらず、ポール・ロジャースのソウルフルなVoを活かし…

#41: QUEEN 【MADE IN HEAVEN】('95)

'95年に発表された、公式的な通算15thオリジナル、奇跡の「ラスト・アルバム」。 未完成だったマテリアルやフレディ・マーキュリーのソロの作品等を、当時の最新の録音技術でQUEENの楽曲へと構築しアルバム化させた、正に執念の作品と言えましょう。 ドラマ…

#39: QUEEN 【INNUENDO】('91)

通算14作目、フレディ・マーキュリー在籍中(存命中)の'91年に発表された、「オリジナルQUEEN」における真の意味でのラスト・アルバム。 同年11月24日にフレディがご逝去される訳ですから、涙無くしては語れない作品です。 それと同時に、未だ衰えを知らない…

#38: QUEEN 【THE MIRACLE】('89)

'89年発表、13thオリジナル・アルバム。 後から思えばタイトルの『奇跡』とは実に意味深で、且つその言葉が持つ意味以上の力強いメッセージ性を感じずにはいられません。 如何にも「らしい」そのタイトル・チューン③『THE MIRACLE』、ハード&ストロングな④…

#36: QUEEN 【A KIND OF MAGIC】('86)

'86年発表、時は「世界的HR/HMブーム」の真っ只中。 しかし安易に時代に流される事なく自身らしさを貫いた、前作同様実にヴァラエティ豊かな12枚目のオリジナル・アルバムです。 また非公式ながら映画『ハイランダー』のサウンドトラックという特殊な状況下…

#35: QUEEN 【THE WORKS】('84)

'84年発表、11thオリジナル・アルバム。 前作のリアクションが今一つだった事からか、本来の路線?に軌道修正したかのようなヴァラエティに富んだ作風。 とは言っても一般リスナーが「QUEEN」というバンドに思い描く、所謂「フレディ・サイド」のオペラティ…

#34: QUEEN 【HOT SPACE】('82)

'82年発表の10thアルバム。 QUEENの音楽性は実に幅広いですが、本作はその末端に位置する作品と言って差し支えないかと思います。 前半はダンス&ファンク全開、個人的にはそのイメージから「ピコピコ・ポップ」なんて呼んでましたが、初めて聴いた時思わず…

#31: QUEEN 【THE GAME】('80)

自身初の全米No.1ヒット・アルバムであり、自身初の全米No.1ヒット・シングルを輩出(しかも2曲も!)、そして自身初のシンセサイザー導入!・・・という「お初」尽くしの大ヒット8thアルバム、'80年発表。 全米No.1ヒット・シングルは、「プレスリー・スタ…

#29: QUEEN 【JAZZ】('78)

'78年発表の7thアルバム。 もはや初期のトータル・コンセプト的な色合いはほとんど無く、尚且つ1曲1曲が更に洗練された印象を受け、言わば一般的に親しみやすい作風だと言えるかと思います。 そして本作はまた、世界的に大ヒットする事になる次作【THE GA…

#28: QUEEN 【NEWS OF THE WORLD】('77)

①『WE WILL ROCK YOU』、②『WE ARE THE CHAMPIONS』という2曲の歴史的名曲を含む'77年発表の6thアルバム、邦題【世界に捧ぐ】。 この少々ホラーなジャケを見ると、僕なんかは世代的に何となく『ラピュタ』を思い出したりなんかしますが、実は僕が初めて買…

#27: QUEEN 【A DAY AT THE RACE】('76)

'76年発表の5thアルバム、邦題【華麗なるレース】。 タイトルとアルバム・ジャケットからして前作【A NIGHT AT THE OPERA】と対を成す作風かと思いきや、聴いてみると特にそんな感じは致しません。 少なくとも本作は2nd~4thのような楽曲の流れを重視した…

#26: QUEEN 【A NIGHT AT THE OPERA】('75)

'75年発表の4thアルバムにして一般的に最高傑作と名高い孤高の名作、邦題【オペラ座の夜】。 「劇場型音楽巨編」とでも表現しましょうか、構成する各楽曲はもちろんのこと、その芸術性に富んだ作風の素晴らしさはもはや筆舌に尽くし難い限りでございます。 …

#25: QUEEN 【SHEER HEART ATTACK】('74)

前作【QUEEN II】と同年の'74年に発表された3rdアルバム。 本作は前作のようなコンセプト的な類いの作風ではありませんが、アルバム単位として計算されたような流れを持っている印象の、やはり完成度の高い作品だと言えます。 正にキラー・チューンの②『KIL…

#24: QUEEN 【QUEEN II】('74)

俗に言う「通」なマニアからは最高傑作に挙げられる事も多い、'74年発表の2ndアルバム。 1stから考えると一気にギアを上げてきたかのような音楽性でありまして、主にブライアン・メイの楽曲から成る(ロジャー・テイラーの曲が1曲)「サイド・ホワイト」と…

#23: QUEEN 【QUEEN】('73)

'73年発表のデビュー・アルバム、邦題【戦慄の王女】。 まだまだ粗削りではございますが、ブライアン・メイのあの独特のGuの音色や、ピアノをフィーチャーしたこれまたあの独特なフレディ・マーキュリーの世界観も既に顕在しております。 非常にユニークでオ…

#22: AEROSMITH 【MUSIC FROM ANOTHER DIMENSION!】('12)

前作【HONKIN' ON BOBO】より約8年、オリジナル・アルバムとしては何と約11年ぶり、現時点で最新作となる'12年発表15作目スタジオ・アルバム。 これまでになくメンバー全員が積極的にソング・ライティングに携わり、アリーナ・ロック然としていた前作【JUST…