空前の成功を収め正に頂点を極めた前作から約4年、'97年発表12thオリジナル・アルバム。
復活後の「アリーナ・ロック路線」の大衆性を継承しながらも、初期の衝動性、攻撃性、そして先を見据えた実験性をも内包している実に奥の深い作風です。
インドをテーマにした④『TASTE OF INDIA』は本作最大のハイライト。
また「オズの魔法使い」をフィーチャーした⑧『THE FARM』は実験的で非常にユニーク。
個人的にはこれぞエアロな(笑)②『FALLING IN LOVE (IS HARD ON THE KNEES)』や叙情性を伴うバラード③『HOLE IN MY SOUL』が特にお気に入り。